どっちが凄い?( ´・ω・`)?
先日、某月刊バイク雑誌を読みました。
その雑誌には、某プロライダーがニューモデルをミニサーキットで走らせ、ラップタイムの計測やインプレ
などをする企画ページがあります。
SS譲りのエンジン・フレーム・足回りに、タイヤはOEMのスポーツタイヤで、ベストタイムは27秒台後半。
因みにこのタイムは、このサーキットのエキスパートクラスのタイムです。それをOEMタイヤで簡単に出して
しまうのは流石プロですよね。
そして更に面白い企画として、リプレイスタイヤに履き替えて、ラップ計測を兼ねたインプレをやろう
というもの。
そのタイヤというのがこれ。
ブリジストンのニュータイヤ、BT-023です。ツーリングモデルにしてはパターンも悪くありません。
ツーリングタイヤはハイグリップタイヤと違い、モデルチェンジのサイクルが長いものだけど、前モデルの
BT-021がツーリングモデルにしてはグリップが高くライフが短いタイヤで、ライフを期待して購入したユーザー
からかなりのクレームがあった為に短命になってしまったといういきさつがあります。
なのでこのニューモデルのコンセプトの第一番目に『BT-021対比約30%摩耗ライフUP』とうたっています。
■BT-021対比約30%摩耗ライフUP ツーリングタイヤに求められる耐摩耗性が格段にアップ。パタン・タイヤ構造・コンパウンドなどの最適化を図り、BT-021対比約30%摩耗ライフUPを実現させた。 ■確かなウェット性能 パタンおよびコンパウンドの最適な組み合わせにより、濡れた路面においても十分な接地感を得られ、安定したコーナーリングワークを可能にした。 ■スポーツとツーリングの高次元での両立 高速クルージングモードでは、路面μの変化によらず優れた安定性を発揮。ワインディングにおけるスポーツモードでは、優れたグリップやハンドリングを実現した。 ■上質で快適な乗り心地 ロングツーリングにおいても快適なクルージングを可能にする、優れた衝撃吸収性と静粛性。その一方で、高速走行中に変化する路面コンディションを、的確にライダーに伝える優れた接地感を実現した。
そんな経緯を経て開発したニューモデルですから、決してグリップ重視な性格ではないでしょう。
しかし、某プロライダーが叩き出したタイムは27秒前半のタイム(゜〇゜
これはドカティ1098やR-1・GSX-R1000などのSSモデルのタイムと同等です。
最新SSより性能で劣るバイクにツーリングタイヤを履かせて同等のタイムを叩き出すパフォーマンス。
プロライダーが凄いのか、最近のツーリングタイヤが凄いのか…いや、その両方か?
恐らくこのようなミニサーキットにおいては、ハイグリのBT-003stを履かせても、ラップタイムは1秒も
違わないはず。
こうした記事を見ると、ライフの短いハイグリップタイヤよりも、ツーリングスポーツタイヤで走る方が
お財布にも優しいわけで…とか。
もちろん、0.1秒でも速く!ってライダーは別として、人並みにそこそこ速く走れればいいという人にとっては
ツーリングスポーツタイヤでも十分ではないかとも思うのです。
皆さんはどう思われますか?(´・ω・`)?